休日を利用して、セミナーや研修会に参加するエンジニアは数多くいます。自己研磨に使える時間が休日だけという理由はもちろんありますが、理由はそれだけではありません。休日に社外のセミナーや研修会に参加することは、ほかにもたくさんメリットがあります。

まず、業務とは別の領域でスキルや知識を身につけられるという点です。自身のスキルを客観的に把握できますし、不足している分を見つけたり自身に必要な課題も見つけられます。

また、より客観的なツールやノウハウを学ぶことができ、自社での作業やタスク管理が業界全体の中で標準的なのかどうかが分かるということもメリットの1つです。社内エンジニアとして働くと、どうしても目の前にあるタスク管理で手一杯となってしまい、業界における自社の立ち位置を客観的に把握する気持ちの余裕がなくなりやすいものです。

そして、ネットワークを構築できるという点もメリットだと言えるでしょう。社外のエンジニアたちとコミュニケーションをとることで、エンジニアの知り合いを作れます。お互い切磋琢磨しながら意見交換や情報収集ができますし、転職や業界の動向についても有益な情報交換ができるかもしれません。

たくさんのメリットが期待できる休日のセミナーや研修会ですが、注意点もあります。それは、やみくもに参加するのではなく、目的意識をもって参加するという点です。実際の職務に全く関係ない内容よりは、職務に関係があったり少し派生した内容の方が、より実用的な知識を得られるでしょう。